かきものCOLUMN

分蜂シーズンもそろそろおしまい

  • 2018.05.06
  • by Yoko

日本みつばちの分蜂シーズンもそろそろ終わりに近づいてきました。日本みつばち養蜂家にとっては、一年に一度のとても大切な時期。
 
分蜂とは、
春の暖かくなってきた時期、巣の中では新しい女王蜂を迎える準備が始まります。新しい女王が生まれる直前に、これまで巣を統率してきた女王蜂は、これから生まれてくる新女王蜂に今の巣を譲り、約半数の働き蜂と共に巣から飛び立ち、新しい営巣場所に引っ越していくことです。
 
飛び立った群は、新しい引越し先(巣となるところ)を探しているので、養蜂家さんたちは様々な場所に、みつばちたちに気に入ってもらえるように、様々な工夫して巣箱を設置して、分蜂群が入ってくれるのを待つのです。(分蜂群を待つだけではなくて、捕まえるという方法もありますが、それはまたの機会に。)
 
山の中に拠点を移した私たちも4月上旬から裏山など、うちのまわりに巣箱を準備して、分蜂群が入ってくれるのを待っていました。
静かな山の中なので、晴れた暖かい日の昼間には、たくさんのみつばちが大移動しているだろう音が山の中に響きわたっていました。(昨年、分蜂した群れが巣箱に入っていくときの音を初めて聞き、周辺に響き渡る音とみつばちの数は、なかなかの衝撃でした。)
そんな山の中の音を聞きながら、うちの巣箱に入ってくれたかなってワクワクしながら、気になって何度も見に行ったり。

今年の結果としては、今のところ、うちのまわりでは1群だけですがわたしたちの巣箱に居ついてくれました。毎日元気に花蜜や花粉を集めに巣の前を行き来しているのをみると、なんとも愛おしい。
今年は初めての場所でいろいろと試してみて、来年に向けて改善点もわかってきたので、来年こそは、頑張ってもう少し増やせたらいいなと思います。

と言いつつ、今年もまだあきらめておらず、あと何群か入ってくれたらいいなーって期待しています。

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